史上初オイルで染めるイノアカラー
ヒルナンデスなどのTV番組でも取り上げられたり、モデルさんや女優さんもSNSにあげたりなにかと話題の新しいカラー剤です。
薬事法で日本では2019年発売ですが、海外では数年前から高い評価だったそうです。
《仕組み》
主成分の60%がオイルでそのオイルが髪表面に付着し、水に溶けた染料とアルカリ剤を毛髪内部へ押し込むというシステムで、
『水と油が反発する性質を利用し髪内部は親水性のため水は逃げ場として髪内部へ効率よく浸透していく』というものです。
《メリット》
また、アンモニア無配合のため、あのカラー独特の匂いが少なくオイルが髪表面に付着することによりダメージ要因のひとつであるアルカリ剤から髪を保護します。
その結果、キューティクルの外側にある18-MEAが剥がれ落ちづらく一回のカラー施術後の18-MEAの残存量は従来のヘアカラーより多く、手触り、まとまりが良くなります。
仕上がりの色味はシャンプーを重ねても赤み、黄みを抑制し色が奥深く、透明感があります。パサつきを抑え、まとまりがとても良くなり艶感があります。
《デメリット》
普通のカラー剤よりプラス10分ぐらい染める時間がかかることとカラー剤自体の価格が高いことです。さらに使用する量も多くなります。
通常のヘアカラーより色味も深く艶が出るため仕上がりが少し暗く見え、染毛後1日〜2日で少し色落ちするのでそこを計算して染めていきます。
《感想として》
低刺激でカラー剤特有の臭みもなく、個人的には色味、艶感もとても好きです。手触りは今までのカラー剤と比べてもたしかにダメージは少なく良いと思います。
白髪染めというよりブラウンの染料の量によって白髪も染まるという考え方がしっくりくる感じなので、ブラウン系の色の入りや仕上がりも自然です。良い事だらけですが、原価が高めです。